雨宮さんの日記

雨宮さんの日記です

悪の幹部会議


帝王「今日、お前たちに集まってもらったのは他でもない。あの忌々しいアームズのことだ」

頭脳キャラ「アームズ、我々の邪魔ばかりする小賢しい奴らの集まりか」

エロい女「でもでも、私たち八旗団(はっきだん)の一人、灼熱の竜炎がやられたわけでしょ。案外強いやつらなんじゃない?」

筋肉キャラ「ふん、竜炎は我々八旗団の中で最弱の野郎だ。俺の手下のほうがまだ強いと思うぜ」

頭脳キャラ「今はそんな話をしてるのではない。貴様は脳まで筋肉が詰まってるのか。単細胞が」

筋肉キャラ「なんだとこら! 殺されてぇのか!!?」

エロい女「はいはい、喧嘩は余所でやって頂戴。それで、ブラガイダム様。私たちを集めた理由というのは」

チャラキャラ「そうだぜ、俺たち八旗団がこうやって揃うのは何年振りだっけか? もっとも一人だけ永久に欠席だけどなぁ?」

帝王「人間と思って侮っていたが、八旗団の一人がやられたのも事実」

筋肉キャラ「簡単な話じゃねーか! そいつをぶっ殺して地球を侵略すればいい」

無口女「なに殺していいの?」

チャラキャラ「へっへー! だったら俺様に任せてくれないかい? 明日にでもアームズの生首を土産に持ってきてやるぜ」

筋肉キャラ「抜け駆けか? だったら俺が行く。ちょうどむしゃくしゃしてたところだ」

チャラキャラ「ああん? テメー、俺の獲物を横取りする気かぁぁ?」

ベテラン「やめんか馬鹿者。会議中だぞ」

エロい女「そうよ、暑苦しいったらありゃしない」

筋肉キャラ「くっ」

チャラいキャラ「へっ、冷めちまったぜ」

帝王「竜炎もそうやって、奴らを甘く見てやられた」

筋肉キャラ「といってもただの人間だろ?」

頭脳キャラ「そのただの人間が、八旗団灼熱の竜炎を倒せると思ってるのか」

ベテラン「ただの人間ではないと、しかし私たち魔族に抵抗できる人間など聞いたことがない」

帝王「そう、奴らは私たちに対抗できる何かがあるということだ」

チャラキャラ「まどろっこしーねー。そんなの直接見て確かめればいいだろうが」

無口女「私が行く」

チャラキャラ「ガキは黙ってろ」

無口女「黙れ、二度目はない」

頭脳キャラ「しかし、氷晶のマリンさんが行くのは案外ありなのでは。彼女なら隠密行動に向いています」

無口女「決まり、私が行く」

チャラキャラ「おい待てガキ、俺の獲物を横取りか?」

無口女「死にたいの? 二度目はないといった」

チャラキャラ「今日はおしゃべりじゃねーかガキが!!!」

無口「氷血斬刀(アイシクルエッジ)」

チャラキャラ「一瞬で俺の体に…ぐぐっ! 貴様ぁぁぁ!」

無口「貴方じゃ私に勝てない。死ね」

チャラキャラ「上等だ! だったら俺も本気を出させてもらうぜ!」

頭脳キャラ「はーい。そこまでにしてもらってよろしいですか?」

無口「迂闊…動けない」

チャラキャラ「くそったれが! 邪魔するなアスラル!」

エロい女「今のは、彼の能力?」

ベテラン「ああ、血の宴(ブラッド・ジ・スカーレット)八旗団最強の能力者アスラルの力だ」

エロい女「おー、怖い怖い」

頭脳キャラ「喧嘩はいけませんよ。マリンさん、そしてザスティンさん。わかりましたか?」

無口「わかった。喧嘩はいけない」

チャラキャラ「おい! 俺は納得してねーぞ! アイツ! あのガキをやらせろ!」

頭脳キャラ「おやおや、聞き分けがない人は少々お仕置きが必要ですね」(最後怖くなる)

チャラキャラ「わ、わかったよ。ちょっとカッとなっちまったんだ」

帝王「魔界最強の八旗団が一人欠けた。アームズを侮ってはいけない」

エロい女「ブラガイダム様、さっきからあれしか言ってなくない?」

ベテラン「ああ、会議が進まないからお困りになられてるようだ」

筋肉キャラ「俺空気じゃね?」