雨宮さんの日記

雨宮さんの日記です

ジャンプ漫画のトーナメント二回戦にありそうなシーン

ジャンプのバトル漫画のトーナメント二回戦でありそうなシーン

 

カイト 主人公の良きライバルキャラ

ビルマ 今回のかませ

実況 女のつもりで書いたけど男でも可能

ヤマト 主人公という役目のモブ

ミカド ヒロインという役目のモブ

モブA

モブB

 


ミカド「もう、ヤマトがもたもたしてるからカイト君の試合始まってるよ」

ヤマト「しょうがねえだろ。あのくそじじいが絡んでくるんだから」

ミカド「ほら急いで」

ヤマト「大丈夫だって、カイトがそう簡単にやられるかっての」

 


モブA「なんだあの技は!?」

モブB「へへっ、さすが全大会のベスト4を決めたビルマだぜ」

実況「おーっと! 試合会場を包む炎の渦っ! これはビルマ選手の得意技『フラムバルト』!」

実況「しかも全大会よりも、数段とパワーアップしております!!」

実況「対戦相手のカイト選手、これは苦しい戦いになったか!」

ミカド「なによこれ…炎がカイト君の周りを」

ヤマト「おいおいカイトの奴。マジで大丈夫かよ」

 

カイト「…くっ。炎を操る能力者とは聞いていたが、まさかここまでとは」

ビルマ「どうしたぁ? 逃げ場がもうないぜ。得意の風はもうギブアップかぁ?」

カイト「言わせておけば、くらえ! 烈風徒手!」

ビルマ「無駄だ、お前の速いだけの風の正拳なんてな。俺様の炎の前ではただの赤子のこぶしよ」

カイト「ダメだ、この炎の壁。かなりやっかいですね」


実況「カイト選手! トーナメント一回戦で見せた超スピードの烈風徒手ビルマ選手には当たらない!」

ビルマ「はっはっは! お前の弱点はリーチの短さだな。さっさと降参しろ。命までは取らんぞ」

カイト「降参はしませんよ。何か…アイツの炎を破る何か手を考えないと」

ビルマ「さて、そろそろこっちの番だ! このフラムバルトは防御の技だけじゃないんだぜ!」

実況「ビルマ選手の両腕に炎が集まってくる! いったい何を繰り出すのか」

ビルマ「お前が風の拳なら、俺は炎の拳ってやつだ! うおおおおお!」

カイト「手から火の玉が! ぐあああああ」


ミカド「カイト君!」

ヤマト「あの炎、遠距離攻撃かよ」

実況「ビルマ選手の炎の拳は、火の玉となってカイト選手を直撃した!」

カイト「…見かけによらず早いですね」

ビルマ「ほう、俺の攻撃を受けて立ち上がるとは。さすがと言っておこうか」

実況「カイト選手、まだ戦闘続行の様です。ですが、ダメージはある模様」

ビルマ「さあて、どんどんいくぜぇぇぇ!!」

実況「ビルマ選手、次々に両手から火の玉を繰り出していく」

カイト「…くっ! 避けきれない。だったら!」

実況「おおっとカイト選手! なんと火の玉を避けようとせず、直接ビルマ選手へ向かった!」


ヤマト「なるほど、下手に避けるよりダメージ覚悟で突っ込むってわけか」

カイト「よし、この距離なら烈風…なにっ!」

ビルマ「俺に炎の壁があることを忘れたか? この試合場すべては炎の渦だぜ」

カイト「地面から炎の渦が! ぐああああああ!」

実況「カイト選手、ビルマ選手のフラムバルトを直撃したああああ!」


ミカド「カイト君!」

ヤマト「あの炎、攻撃にも防御にも使えるってわけか」


カイト「な、なるほど…距離を取ったら火の弾で攻撃。距離を詰められたら炎の壁ってわけですか」

ビルマ「はっはっはぁ! どうした自慢の風も俺の炎の前では手も足も出ないか?」


ミカド「ヤマト! カイト君このままじゃ…あんな相手勝てっこないよ」

ヤマト「…へっ、カイトがこんなところで負けるわけないだろ」

ミカド「でも攻撃が届かないんじゃ」

ヤマト「カイトの風は、まだまだこんなもんじゃねぇ」

ミカド「…カイト君の?」

ヤマト「あの目を見てみろよ。カイトの奴、まだ諦めちゃいねえだろ」

 

カイト「はぁはぁ…この会場のどこかでヤマトが見ているんだとしたら。こんな無様な姿見せられないな」

カイト「僕は、ヤマトと決着をつけるまで負けるわけにはいかない」


ビルマ「どうした? 場外にでも出て降参したらどうだ?」

実況「火の玉の乱打の前に、カイト選手は防戦一方だ!」

カイト「考えろ、奴に近づく方法を…」

ビルマ「しぶとい奴だ! だったらとどめといくか。はあああああああ!」

実況「ビルマ選手、再び両腕に炎の渦を集める! でも炎の量は先程までと比べ物になりません!」

ビルマ「骨一つ残さず、この世から焼き消し去ってやるぜ!!」

カイト「…風よ!」

ビルマ「フラムボルケーノ!!」

実況「なんとっ! ビルマ選手の炎の渦が試合会場全てを包み込んだああああ」

 

ビルマ「ふん、俺にこの技を使わせたことは褒めてやろう」

実況「…会場を包んでいた炎の渦が消えました。そこにはカイト選手の姿はありません」

ビルマ「はっはっはっ! 本当に骨まで消しちまったようだな」


ミカド「そんな…カイト君」

ヤマト「おい、上を見ろ」


カイト「はぁっ! 烈風徒手!」

ビルマ「なに上だと! しまった防御が間に合わねぇ!」

実況「なんとカイト選手上空に逃げ攻撃をかわしていた! そしてそのまま上空からビルマ選手めがけて得意の烈風徒手だ!」

ビルマ「ぐあああ!」

カイト「風を甘く見ないことですね」

ビルマ「…うっ、貴様ぁどうやって! まさか!」

カイト「僕が風を身に付けるのは、何も拳だけじゃありませんよ」

実況「カイト選手、足に烈風徒手と同じような風が舞っている」


ヤマト「足に風を纏いやがったのか、俺と戦った時はそんな技使ってなかったのに」

ミカド「カイト君も、以前のカイト君と違うってことね」


ビルマ「ふん! 足に風を纏ったからと言ってなんだ。逃げるのが上手くなっただけか!」

実況「ビルマ選手、再びカイト選手と距離を取った! 先程と同じスタイルだ」

ビルマ「さっきは大技で渦を消しちまったが、距離を取れば…なっ!」

カイト「はぁっ!!」

ビルマ「ぐ! は、はやい…早すぎる…!」

実況「全身に風を纏ったカイト選手、先程とは比べ物にならないスピードだ!」

ビルマ「ちくしょおおおおおお! 当たれ当たれぇぇぇ!」

カイト「ふっ、はっ、」(避けてる感じ)

実況「ビルマ選手の攻撃を次々にかわしていく!」

カイト「僕の攻撃は、早いだけです」

実況「カイト選手! ついにビルマ選手の後ろを取ったぁぁ!」

カイト「ですが、世界で一番早い」

ビルマ「俺が! 俺がこんな奴に!」

カイト「烈風徒手!!」

ビルマ「うぐ…」

実況「カイト選手の烈風徒手ビルマ選手を直撃! ビルマ選手ダウン!!」

実況「10カウントで起きなければ、カイト選手の勝利です…10…9」←以下カウント続ける


ミカド「やったやった! カイト君勝ったよ」

ヤマト「当たり前だ、アイツとは決着をつけなきゃならないからな」


実況「…4…3」


カイト「僕はこんなところで負けるわけにはいかない」


実況「…1…0!! カイト選手の勝利です! 二回戦最初の試合はカイト選手の勝利に終わりました」